心と体

モンスター・ペアレントさんいらっしゃ~い!

モンスター・ペアレントという言葉で表わされる保護者たちがいる。

詳しくは↓

この諸富祥彦明治大学教授の話は誇張ではなく,少なからず私もお見かけしたことがある。

さて,このモンスター・ペアレント(MP)をどのように扱うかを考える。

私はこの手の親を扱うのが自分で言うのもなんだがうまい。

どう扱うのかというと,まともな常識的な人間としての意識を脇に置いて,対応するのである。

私はMPと出会うとワクワクしてしまう。常識のぶっ壊れ方が興味深いからである。

「へぇ~,この人こういう考えで生きているんだ~」

と思うと,異文化交流みたいなものである。

しかし,中にはボーダーライン人格障害の方も含まれているので,諸富先生がおっしゃるように心理屋さんやお医者さんや,まわりのサポートを上手に使ったほうがいいですね。

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バウム解釈シート完成!

今日の午前三時にバウムテストの解釈シートが完成した。

かなりの優れもので,嫁さんのバウムテストを解釈してみたら,以前に解釈した内容よりも踏み込んだ内容が羅列されていた。

これを私だけのものにしておくのはもったいない・・・。

自画自賛をするのだった。

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バウムテストの解釈シート開発

以前,精神科病院へ実習に行ったら,心理査定をすることになった。

その中でバウムテスト(木描くやつね)をやったのだが,投映法のアセスメントって結構めんどい。

めんどいなどといったら怒られるかもしれないが,めんどいのだ。

ロールシャッハ(包括システム)の解析ソフトは知り合いがエクセルでしこしこと作ったのだが,今回,一念発起してバウムテストの解釈シートを制作している。

いまのところ半分くらいできあがったが,なかなかの出来である。

そんなことよりやらなければならないことはたっくさんあるのだが・・・。

今日,でかけた研修に病院の心理士がいて,バウム解釈シートの話を誇らしげにしたら,この人にあげなきゃいけないことになってしまって,途中で挫折,というわけにいかなくなってしまった。

どうなんだろうね,まったく。

因みにデータの元本は以下のとおり。バウムをやる人は必読書だと思う。

樹木画テスト

買ったきっかけ:
解釈をするため

感想:
分かりやすくて,使いやすい。

おすすめポイント:
バウムテストの初学者から,熟練者まで幅広くおススメします。

樹木画テスト

著者:高橋 雅春,高橋 依子

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エゴグラムで見る家族関係

自分と嫁さんに東大式エゴグラムⅡでアセスメントをした。

すると,私は「管理者タイプ(AC低位型)」で,嫁さんは「いじけやすいタイプ(A,FC低位型)」だった。

面白いので,自分の家族全員に実施したところ,私の姉は「コンピュータ・タイプ(A優位型)」でそのダンナは「自由奔放タイプ(FC優位型)」だった。

さらに私の父は「管理者タイプ(AC低位型)」で,母は「いじけやすいタイプ(A,FC低位型)」だった。

つまり,私は父と同じで,嫁さんは母と同じ。私は家族という呪縛から逃れたつもりでいたのだが,父と同じパーソナリティーでしかも伴侶も同じタイプを選んでいる。

一方,姉は家族の中で誰とも同じタイプではなく,えらんだ伴侶も家族の誰とも違ったタイプであった。

ひょっとすると姉の方が自由に生きているのかも・・・と思うのだった。

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朝青龍が精神的に不安定な理由

ここんと夏ばて気味なのか,体が重くて何もやる気がしない。

え~表題の朝青龍についてである。

<朝青龍>引退か、現役続行かで激しく動揺 高砂親方明かす

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21955分配信 毎日新聞

 大相撲夏巡業の休場届を出しながら、母国モンゴルでサッカーをしていた問題で、日本相撲協会から2場所出場停止などの処分を受けた横綱・朝青龍について、師匠の高砂親方(元大関・朝潮)は2日、報道陣の取材に応じ「頑張ると言った直後に、もうダメだと言ったりしている。引退しないよう祈っている」と語り、朝青龍が引退か、現役続行かで激しく動揺していることを明かした。

 高砂親方は朝青龍と直接、会話をしていないが、部屋の付け人らから様子を聞いているという。高砂親方は「精神安定剤を服用している所見があり、精神的に不安定。処分の軽重も判断できないくらいだ」と語った。

 また、高砂親方は、朝青龍が21回の優勝や一人横綱で実質4年半角界を引っ張ってきた功績と、重い処分が釣り合わないことを嘆いているとの見方も示した。「朝青龍は、これまでの自分の努力が全否定されたと思い、『どうして』と自問自答しているところ。落ち着かないようだ」とも述べた。

 高砂親方は「気持ちが落ち着いて、前向きになったところで会見する」と語り、朝青龍の記者会見は早くても週明けになる見通しを示した。朝青龍は2日夜まで報道陣の前には姿を見せなかった。【上鵜瀬浄】

あのふてぶてしい態度の朝青龍が?

と思った方も多いだろうが,私は妙に納得してしまった。

コフートの自己心理学でいう,自己愛の障害を抱えていることを以前から感じていた。

ギャバード(Gabbard,1989)の自己愛性人格は「尊大で自己顕示的なタイプ」と「過敏で傷つきやすいタイプ」を両極とする連続体であるという考え方がある。

それでいうと,朝青龍は「尊大で自己顕示的なタイプ」であることが予想される。

これは人格の脆弱さを誇大的な空想で対処するタイプであるが,能力の高い自己愛性人格の場合に,誇大空想と現実との境目を見失いやすくなるという問題がある。

このような人間が組織の長になると,周囲を支配し,下のものを搾取することが多い。

それらの能力を持った自己愛性人格の人は,事業などで成功している人に多く見られるが,どこかしら虚しさを抱え,人間関係における問題を抱えている人も少なくない。

余談だが,アメリカにおいてカウンセリングに来る層は事業で成功した上流階層の人々であり,それらの人々は自己愛を満たしてくれるコフート派の面接を好んで受けている。それゆえにアメリカのカウンセリングはコフート派が主流なのである。

そういうモデルで考えると,朝青龍の尊大な態度は説明がつく。さらに,強くなりだした力士を出稽古に乗じて潰しにいける性格は,まさに「尊大で自己顕示的な自己愛性人格」だからであり,傷つきやすい高見盛などはまんまと搾取されてしまったわけだ。

様々な騒動も歪んだ自己愛が傷ついたからであり,人格の脆弱性は病的な程である。

横綱という地位は相撲の中では「神」という存在であるから,朝青龍にとってはまさに空想が現実になったのである。

しかし,尊大型の自己愛性人格の場合,人格の脆弱性を隠すための努力や精進であることから,本人としてはさらに上に昇っていかなければ,という意識が働いている。それが横綱という最高位によって頭打ちになったので,様々な「名誉ある」活動を行うことで,自らの脆弱な人格と向き合わない努力をしていた。

その1つがモンゴルでの会社経営であり,今回のサッカーによる国際親善の活動であろう。

自分は「神」であるのだから,何者も自分を止めることはできない。

その「神」であることを支えているのは,「強さ」である。

すなわち強ければ何をしてもいいんだ,という子どもじみた誇大感が朝青龍の行動の根底に流れていたことが覗える。

ところが,「自分は神だ」ともいうべき誇大感が,今回の処分によって打ち砕かれた。

横綱という地位は,日本相撲協会によって認定されている称号であって,朝青龍の存在価値は協会に裏づけられてはじめて意味を持つ,寄る辺無いものであることに気づいたのであろう。

このように自己愛に障害を抱えた人間は,極端に走る傾向があるので,自分をひどく価値の無い物に思えて耐えられなくなることがある。

それがマネージャーに伝えた引退発言である。

しかし,本来,尊大で自己顕示的な自己愛性人格であるから,横綱でなくなった自分もひどく惨めに思えるので,引退を撤回したのである。

この自己愛の問題は人格的なレベルであるから,精神科で治せる性質のものではない。不安定な状態は薬物などで抑えることができるが,すぐに破綻をきたすであろう。

横綱審議委員会が品格を問題にした最初の騒動の時に適切な手を打たなかったのが,ここまで事を大きくしてしまった原因である。

何しろ親方の高砂親方は朝青龍に結構,ぶん殴られていて,だいぶ前からコントロールが効かない状態であるのだ。

なんか親方が責められているのをみると,家庭内暴力を抱えた親が「お前の育て方が悪いんだ」と批判されているように感じて切ない。

ともあれ,朝青龍の問題は引退するかしないかという問題以上に,根が深いと思うのだった。

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